東京で用事を済ませ、そのまま同じルートで帰るのも何なので、中央線で松本へ立ち寄りました。
せっかくの乗り鉄旅ですので、まだ乗ってなかった松本電気鉄道に乗ってみます。
のんびり揺られて、30分ほどで終点の新島々駅に着きました。
ここから上高地行きのバスに乗り換える人がほとんどのようです、
駅周辺にはこれといったものはありませんが、近くを流れる梓川がいいかんじの、のどかな場所でした。
松本駅へ取って返し、ちょうどお昼時。
実は松本電気鉄道に乗る前に駅弁売り場に立ち寄り、気になった駅弁を予約しておいたのです。
その名もズバリ「山賊焼」です(真ん中のキャラクターは信州のゆるキャラ、アルクマくん日本アルプスバージョン)。
朝見たときも一つしか売っていなくて、帰ってきたら売り場には一つもなかったので、朝のひとつがこれなのか、もっと入荷して売り切れてしまったのかは分かりませんが、いずれにしても手に入れたい場合は予約しておいたほうが良い駅弁のようです。
「山賊焼」はこの地方の郷土料理らしいですね。
「鶏を揚げる」→「とりあげる」→「取り上げる」→「山賊」というのが名前の由来のひとつだそうな。
昔はあまり聞かなかったのですが、このところ松本駅の下にも専門店ができていたりして、かなり押している食べ物のようです。
前日に店の前は通ったのですが、なんとなく食べそびれていたのでちょうど良いタイミングでした。
品書きは、山賊焼・長芋天ぷら・舞茸の煮物・山葵漬け・山ごぼう辛子味噌・あんずゼリー、となっています。
開けてみると、山賊焼の存在感がすごい。
下には、吸油シートが敷かれています。
なので、シートを取り除いてから食べましょう。
添付の塩をふりかけ、レモンを絞っていただきます!
山賊焼は、にんにくと生姜の風味が効いていて、かなりパンチのある味付けになっています。
おいしい!
こちらは副菜。
長芋の天ぷらにも塩をかけて食べるべきだったようなのですが、時既に遅く全て山賊焼の方に使ってしまいました。
ですがご心配なく。長芋の天ぷらに山葵漬けをのっけて食べてみると、これがなかなかいける!
舞茸の煮物もおかずにちょうど良い味付けです。ゼリーも後味爽やか。
パンチもありつつボリュームもあって、全体的になかなかヘビーな駅弁ではありますが、満足感もハンパない駅弁でした。
なにより駅弁で地元の名物が食べられるのが嬉しい。
ホームページによると、JR東日本開催、東日本駅弁総選挙「駅弁味の陣 2015」で郷土賞を受賞されたそうですよ。
ごちそうさまでした!
あと、掛紙に「駅社員考案駅弁」と書いてあるのですが、詳細は不明です。
どなたがどのあたりを考案されたのか、もうちょっと詳しい情報が知りたくなってしまいます……。
【購入月】2016年9月
【価 格】760円
【購入所】JR松本駅
【調整元】イイダヤ軒
【リンク】
iidayaken.co.jp【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです
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http://ekiben.no-mania.com/Entry/277/【松本】山賊焼