TONAKAIの駅弁だいすき！

いつもなら四国へ渡るには、鉄道で瀬戸大橋を渡るか、神戸や岡山からフェリーで行くか、というところなのですが、このときは少し趣向を変えて和歌山港から徳島へ渡る「南海フェリー」に乗ってみました。

特急サザンで「和歌山港駅」まで。
目の前に停泊しているフェリーに乗り換えて２時間ちょっと。



さらにバスで徳島駅へ。
このあと、特急も乗車可能な「徳島・香川フリーきっぷ」であちこち回ります。

駅構内の駅弁売り場を物色、「阿波地鶏弁当」を選びました。



掛け紙によると、鶏肉は徳島名物の「阿波尾鶏（あわおどり）」を使用とのこと。
アスパラギン酸やグルタミン酸を多く含み、甘みとコクがあり、身が締まって適度な歯ごたえがあり、低脂肪、という特徴があるそうです。

茶飯の上にその「阿波尾鶏」の照り焼きとそぼろ、錦糸玉子、根菜の煮物に紅しょうが。桜漬けに甘いうぐいす豆。



とてもおいしく、ぺろっと食べてしまいました。



阿波池田へ向かう特急「剣山」車内にて。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年9月
【価　格】950円
【購入駅】JR徳島駅
【調整元】株式会社ヨシダ
【リンク】www.e-awa.com
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです

木次線、という路線があります。
島根県の宍道駅から木次を通って広島県の備後落合に至るローカル線です。

その木次線に「奥出雲おろち号」というトロッコ列車が、７月から９月の、休みなどの特定の日に運行しています。



なかなかきっぷを取るのが難しい観光列車です。

トロッコの車両はこんなかんじ。



おもしろいのが、もう一両トロッコではない普通の車両が連結されていて、同じ座席番号に座ることができるようになっているところです。

これは、天候が荒れた時などの対策で、トロッコではなく普通の客車に避難することができるようになっている訳ですが、一つの列車に２つも自分の席が確保されているとおもうと、どうも贅沢なような、いい気分になってしまいます。



さて、この「奥出雲おろち号」、おもしろいことはいろいろあって、沿線の各駅にいろんな名物があり、停車中にトロッコから（普通の客車なら窓から）買ったり、車内販売で買ったりすることができるのです。

もちろんビールも売っています。

このときぼくが買ったのがこれ、「もちそばピザ」。

出雲横田の名物ということになっており、出雲横田で乗り込んできた販売員さんから車内で買いました。

掛け紙の下は発泡スチロールの容器で、しばらくあたたかいままになっています。

というかせっかくのピザなので、熱々を食べたいところです。



というわけで、食べました。



そばの香りと海苔、一味とうがらしとお餅の風味が相まって、とてもおいしいピザです。

しかしこれは腹に溜まる！
おなかいっぱいになってしまいました。

実はこのあと八川駅でもそばの弁当を買ったのですが、しばらく食べることができませんでした（笑）。

でもこれは、また食べたい、ステキな新名物です。

ごちそうさまでした。

【価　格】700円（土日のみ販売）
【購入所】出雲横田駅～備後落合駅車内
【問合せ】奥出雲くしなだ新撰組（0854-52-2299）※予約可（乗車前日まで）

2010年11月の初め、稚内から宗谷岬を訪れました。
雪もなく、まだ本格的な冬は始まっていないけれど、道外の人間にとってはすでに寒さ厳しく、あたたかいものが欲しくなる気候です。



稚内駅はこの頃、すでに半分くらい建て替えが進んでいました。
写真の昔ながらの駅舎の手前には、ピカピカの真新しい建物が。中にはシネマコンプレックスやバスの待合所が入っています。



そして昔ながらの駅舎の中には、昔ながらの立ち食いそば、「そば処 宗谷」がありました。

しかし残念ながら現在は駅舎の前建て替えが完了し、旧駅舎は取り壊され、それと共に「そば処 宗谷」は閉店してしまいました。



出汁のよく効いたそばが、本当にうまかった。
あたたかかった。



最北の鉄道駅に着いた旅人を暖かく迎えるそば屋はもうありません。

ですが、閉店前に一度は食べることができて、本当によかったです。

稚内の街自体は、いろいろと魅力のある街ですので、是非また訪問してみたいとおもいます。
おいしいラーメン屋もありますし。

ごちそうさまでした。

山陰本線を西から東へ乗り通す旅をしたとき、時間もあったため乗換駅の益田に降り立ちました。



益田駅はこのときが初めての訪問？で、これと言った駅弁のイメージがなかったのですが、駅の売店を物色中にこの「さざえ弁当」を発見。

この先のお昼前後に食料を調達できる見込みもないので、念のためといった感覚で購入しました。



内容は、さざえのつぼ焼き、さざえ御飯、玉子焼、野焼、椎茸、豆腐、沢庵、桜漬け。

さざえのつぼ焼きっていうのは豪勢かも、とおもいましたが、見た目は地味な駅弁だなあ、それにさざえってそんなに好きじゃないしなぁ……などと侮っておりましたところ。



なにこれうまい！
さざえ飯、うまい！　つぼ焼きもうまい！　その他付け合せもおいしい！

「さざえ弁当」、それは磯の香りを感じる隠れた名駅弁だったのです。

ぜひ日本酒に合わせたい。

また食べたいなあ。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年10月
【価　格】900円
【購入駅】JR益田駅
【調整元】デリカ松久
【推薦度】★★★★★
※価格は購入時のものです

「近江牛大入飯」も、前回の記事で紹介した「湖北のおはなし」とおなじ日、近江鉄道に乗りに行ったときのものです。

実はこれ、ぼくじゃなくて友達が購入した駅弁。

せっかくなので、写真を取らせてもらいました。



ほんのりカレー味のごはんの上に、玉ねぎと一緒に甘辛く煮た近江牛が敷き詰められています。



で、写真だけじゃアレなので、一口おすそ分けを頂いて……。

う、うまい！

他の人が食べているものだから余計においしく感じたのかも知れませんが、お肉も柔らかくて、カレー味のごはんとも相性が良くて、胃袋が二つあったらこれも同時に食べられるのに！　とおもってしまいました。

今度米原駅で駅弁を買う機会があったら、間違いなくこれを選んでしまいそうです。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年11月
【価　格】1,000円
【購入駅】JR米原駅
【調整元】井筒屋
【リンク】izutsuya.cc
【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです