TONAKAIの駅弁だいすき！

前々回の記事で、トワイライトエクスプレスの食堂車が高くて利用しにくい、ということを書きましたが、大阪発札幌行の場合、ランチタイムに利用するという手があります。

そういえば、昼間に食堂車が利用出来るのは、日本ではこのトワイライトエクスプレスの「ダイナープレヤデス」だけなんだそうです。



そんなわけで、中でも人気のオムライスを注文してみました。

サラダが付いて、950円です。



とてもあっさりした、上品なお味でした。

流れる車窓を眺めながら食堂車で過ごす、贅沢なひとときです。

もちろんビールと一緒に！



ごちそうさまでした。

石狩と十勝を分かつ狩勝峠をトンネルでくぐると、いちばん初めに止まる駅が新得駅です。

新夕張〜新得間は青春18きっぷの特例で、別料金を支払うことなく特急の自由席に乗れることは有名ですよね。
ぼくもこのとき、はじめてこの特例を活かして特急に乗りました。



そんな新得の町は、そばで有名な町。

駅には、駅そば「せきぐち」があって、新得に立ち寄ったら必ずここで一杯、という人も少なくないようです。



手打ちの黒い太麺に、あっさりした出汁。



320円（かけそば）で気軽に名産を食べられるのがいいですね。

ごちそうさまでした。

「せきぐち」は駅前にもお店があるので、今度はそちらでも本格的な新得そばを食べてみたいです。

一度だけ、トワイライトエクスプレスに乗りました。

改めて説明するまでもないかも知れませんが、トワイライトエクスプレスは、大阪〜札幌間を23時間かけて結ぶ、ちょっと贅沢な寝台特急です。



トワイライトエクスプレスには「ダイナー・プレヤデス」という食堂車がついており、予約しておけばそこでディナーを食べることも出来るのですが、すでに乗車券、特急券、寝台券となかなかの出費をしていたため、一人12,000円のディナーまではなかなか手が出ない状況です。

調べてみると、車内で注文すると夕方に届けてくれるという「1500円弁当（プレヤデス弁当）」なるものがあるじゃありませんか。

乗り込んでから早々に注文し、暮れゆく車窓を眺めていると、個室にノックの音が。

お弁当が届きました。



さっそく開けてみます。

豚角煮ピーマン添え、ポテトサラダ、サーモンフライ、鶏照り焼き、エビフライ、山菜炒め、里芋煮、鶏肉チーズ大葉巻き、酢キャベツ、しば漬け、赤かぶ漬け、中華サラダ、茹でブロッコリー、蓮根煮、金平牛蒡、人参煮、ししとう素揚げ、蕗山椒煮。

なかなか豪華です。



ふつうに美味しいふつうの、ちょっと贅沢なかんじの幕の内弁当でした。

ごちそうさまでした！

ただ、せっかくなので、なにかプレヤデス的な、トワイライトエクスプレスのお弁当ですよ、といった演出が欲しかったのも事実。

掛け紙ひとつでいいんですよ。本当に。

ところでこのプレヤデス弁当、今はもうなくなっていて、替りに（？）おつまみ的なルームセットというのを販売しているようです。

【購入月】2010年11月
【価　格】1,500円
【購入所】トワイライトエクスプレス車内
【調整元】ジェイアール西日本フードサービスネット
【リンク】jwfsn.com
【推薦度】★★☆☆☆
※価格は購入時のものです

JR山口線には、期間限定の休日などに、SL山口という蒸気機関車が走っています（SL山口ウェブサイト）。

山口線には乗ったことがなかったので、せっかくならこのSL山口にのるべきだとおもい、新山口から津和野までの区間を乗ってきました。

指定席が全部埋まっているという人気ぶりでした。



乗る直前に、新山口駅のSLの入線するホームに駅弁売り場が出ていたので、そこでこのSL弁当を購入しました。

他にも売っていたとおもいましたが、これは買わざるを得ません。



わかめをまぶした俵型のごはんと、その対角にはでんぶと錦糸卵、酢蓮根、鳴門などが乗ったちらし寿司。

おかずは白身魚のフライ、鶏の唐揚げ、定番の玉子焼きに蒲鉾、はやの甘露煮、ゆず味噌、各種山菜などの煮物。デザートにはリンゴ、といったラインナップ。



内容的にはこれといってSL感はありませんが、掛け紙で雰囲気って出ちゃうもんなんですよね。

ある意味、こういうのでいいとおもうんですよ。

ちなみにその掛け紙によると、山菜は津和野の、ゆず味噌は徳地、はやは椹野川（ふしのがわ）の「しらはや」だそうで、地元の特産が地味に活かされています。

ごはん多めな印象はありますが、黒煙たなびくSLからの車窓を堪能しながら、おいしくいただきました。

ごちそうさまでした！

【購入月】2012年7月
【価　格】780円
【購入駅】JR新山口駅
【調整元】小郡駅弁当
【リンク】ekiben.or.jp
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです

この日の朝は前日に宿泊した直江津から信越本線で長野へ、篠ノ井線に乗り換えて、日本三大車窓に数えられる姨捨（おばすて）からの景色を見ながら松本へ行くつもりでしたが、あいにくの靄で、あまり良くは見えませんでした。



到着した松本駅で、「アルプスの四季」を購入。

「アルプスの四季」は塩尻の調整元、カワカミの幕の内弁当です。



ふんわりしたイラストの掛け紙が、メルヘンチックです。

大糸線に乗り換えて、南小谷へ向かう普通列車の中で開封。

さてその内容は、有頭海老の煮物、わかさぎ甘露煮、焼塩鱒、玉子焼き、かまぼこ、各種煮物に、こごみ胡麻和え、わさび漬け、野沢菜炒めなど。

そしてなんと言っても特徴的なのがビーフかつとワインゼリー。



やはりこのビーフかつがいちばん美味しく、印象に残りました。

一点（？）豪華主義というか、幕の内弁当としては特徴がはっきりしているお弁当でした。
ボリュームもなかなかのものです。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年8月
【価　格】1,050円
【購入駅】JR松本駅
【調整元】株式会社カワカミ
【リンク】ekiben.or.jp
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです