TONAKAIの駅弁だいすき！

夏。

京都から山陰本線で鳥取県を目指していたとき、城崎温泉駅で売られていたこの駅弁「玄さんの但馬牛ちらし」を購入しました。

「玄さん」ってなんだろう？
と最初おもいましたが、豊岡市のマスコットキャラクターなんだそうです。

玄武岩の「玄」をとって「玄さん」。
市内には玄武洞公園などもあり、またこのあたり一体が山陰海岸ジオパークであるということから来ているようです。



箱から取り出してみると、真六角形（って言うのかな？）のプラスチックケースに真六角形の玄さんの顔が。

なかなか凝っているではありませんか。



普通、こういった弁当なら牛めしっぽくなりそうなものですが、ちらし寿司にしてあるというのもユニークです。

酢飯の上に錦糸玉子、甘辛く炊いた牛肉、グリーンピース、紅しょうが。



ちょっと不思議なかんじもしましたが、結構おいしかったです。

ただ残念なことに、調製元の「たで川」は倒産して店舗も閉店になってしまいました。
「但馬名物かにずし」のような割りと有名な駅弁も販売していたのですが。

いつかまた、城崎温泉駅と豊岡駅に駅弁が復活しますように！

ごちそうさまでした。

【購入月】2010年7月
【価　格】1,050円
【購入駅】JR城崎温泉駅
【調整元】たで川
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです

金沢、と言えば、最近はすっかり金沢21世紀美術館が人気ですね。

いろいろ難しく考えなくても楽しめるアートが満載です（難しく考えるのも楽しいですが）。



そんな金沢の料亭「大友楼」が調整元となっている駅弁、「特製牛肉弁当」を買ってみました。

箱にもなんとなく料亭の風格が。



金沢から乗ったサンダーバードの中で開封します。

ごはんの上に、ほどよい色の牛肉、人参とポテト、かいわれ大根、紅しょうが。

付け合せにはイカの中華和え、漬物、そしてデザートに大福！



箱書きにもあるとおり、きめこまやかで柔らかい牛肉でした。



付属の特製ソースをかけて。

牛肉はなぜかテンション上がってしまいます。
おいしかった。

ごちそうさまでした！

【購入月】2011年5月
【価　格】1,100円
【購入駅】JR金沢駅
【調整元】大友楼
【リンク】ekiben.or.jp
【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです

島根、とありますが、2010年公開の映画「RAILWAYS」とタイアップして、期間限定で発売された東京の駅弁です。



映画の割引券が付いたりしていて、ちょっとおもしろいです。



ごはんの上に錦糸玉子、牛そぼろと牛すき焼き、ししとう揚げ、蝶蝶型に切った人参煮。

付け合せには山陰らしく、しじみ醤油の煮物、しじみ柚子胡椒和え。
あと、珍しいのが切干大根キムチ。



牛肉の量がちょっと少ないかな？　という印象でしたが（どうしても「牛肉どまんなか」あたりと比較してしまう……）、付け合せも多彩だったので、おいしくいただきました。

出張帰りの新幹線の中で、ビールとともに。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年4月
【価　格】1,000円
【購入駅】JR東京駅
【調整元】日本レストランエンタプライズ
【リンク】nre.co.jp
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです

そんなわけで、お寿司の駅弁特集をお送りしてきましたが、最後に増毛名物の「生ちらし」を紹介したいとおもいます。

増毛（ましけ）駅はJR北海道、留萠本線の終着駅です。

その昔はニシン漁で賑わったであろう街の駅は、いまはひっそりとした無人駅になっています。



駅舎に入ってみると、なんと手打ちそばが！

とおもったら、このときはちょうどぼくが訪れる２、３週間前にその年の営業を終えたとのこと。
むむぅ。また来ないとイケナイではないか。



ほとんど探すまでもなく、駅のほど近くに「寿司のまつくら」はありました。



せっかく増毛まで来ましたので、奮発して「特上生ちらし」を注文。

もう、多くを語るまいです……。



海、すぐそこ、ですからね。

てんこ盛りに盛られた各種のネタ、こんなに食べたら気分悪くなりそうなもんですが、まったく生臭くなくて、いかに新鮮かを思い知らされました。

うまかった！

店のおやじさんと軽く世間話などしてみると、やはり最近はほとんどの人が車で来店するらしく、「汽車で来るなんてめずらしいねぇ」と言われてしまったよ。

そのおやじさんの薦めもあって、その後、近くにある酒蔵「国稀酒造」を訪れてみました。



ひとりで尋ねたにも関わらず見学を歓迎してくれて、酒蔵のお兄さんが丁寧に説明してまわってくれました。

そしてお待ちかねの試飲タイム。

ほぼすべての種類の日本酒を試飲させてくれました。
おもわず泥酔しそうになりましたよ。

日本酒好きの方は是非どうぞ！

どちらもごちそうさまでした！

【まつくら寿司】

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【国稀酒造】

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敦賀。

旅情を感じさせる港町です。

敦賀までの区間が直流電化されてからは、大阪から直通の新快速が運行されるようになり、ずいぶん行きやすくなりました。

そんな敦賀の街のメインストリートには、銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトなど、松本零士のキャラクターたちの銅像があちこちに立っていました。



乗り換えの待ち時間に購入しておいた「荘兵衛さんの鯖街道 焼きさばずし」。

大阪行きの新快速に乗り込んで、さっそく開封です。



コンパクトサイズながら1,000円と、なかなか勝気なお値段です。



香ばしく焼きあげられた、油の乗った鯖。



おお、これはうまい！

鯖がジューシーで、でも香ばしいので生臭くはなく、ついつい一気にぜんぶたいらげてしまいました。

ごちそうさまでした！

これはおみやげにも良さそうです。

【購入月】2010年3月
【価　格】1,000円
【購入駅】JR敦賀駅
【調整元】塩荘
【リンク】shioso.co.jp
【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです