TONAKAIの駅弁だいすき！

ということで、今週は九州の駅弁シリーズにしてみましたが、最後は長崎です。

以前に長崎へ行ったとき、ぜひ食べてみたかった駅弁が「ながさき鯨カツ弁当」でした。

が、あいにくその日は売り切れだったようで、思い果たせず心残りのまま長崎をあとにしました。

そんな「ながさき鯨カツ弁当」でしたが、ある日百貨店の駅弁催事で見つけ、購入することができました。



この駅弁は長崎のくじら専門店「くらさき」の調整によるもので、他にもくじらの商品をたくさん扱っているようです。

（牛しぐれ寿司が見切れていますが、これはまた今度）

くじらのマークがかわいい。



紙袋もかわいい。



ごはんの上に鯨のそぼろと鯨カツ、鯨の竜田揚げが載っていて、付け合せに漬物がついているというシンプルな内容。



……うまい！！！

鯨肉というと、どちらかと言えばクセの強いあまり美味しくない肉、という昔のイメージがあるのですが、まったくそんなことはなく、とても味わい深く、ごはんにも合います。

これは素晴らしい駅弁でした。

是非もう一度、今度は長崎で手に入れて食べてみたいものです。

ごちそうさまでした！

【購入月】2012年1月
【価　格】1,050円
【購入所】阪神百貨店催事場
【調整元】くらさき
【リンク】kujira-shop.jp
【推薦度】★★★★★
※価格は購入時のものです

小倉駅には、なぜかハーロックがいました。



この他に、鉄郎とメーテルもいました。

さておき、九州北部エリアの乗り鉄をするのに、まずは小倉駅で駅弁を仕入れるところから始めました。

今回は「博多地鶏辨當」をチョイス。

理由は、明太子の入った駅弁が食べたかったからです。



箱書きによれば、「抜群の歯応えが特徴的な軍鶏と、サザナミを掛け合わせ、肉質の良い白色プリマスロックとの交配種の『博多地鶏』を余すところなく詰め込みました」とあります。



いろいろ乗り回って、夜明駅から北へ向かう列車の中で開封。



釜めしっぽい容器に入っています。



地鶏の味の染み込んだおこわごはんの上に、地鶏の照り焼き、いか、しいたけ、人参、栗と明太子が載っています。



この地鶏の照り焼きがなんというか、味わい深く、噛むごとに口の中に旨みが広がっていきます。



明太子は、別に入ってなくても良かったのでは、とおもいましたが、明太子が入っていることで購入に踏み切ったわけで、その販促効果は高いと言えます。

あと緑の色合いに添えられたのはフィルムに印刷されたもので、食べられません。



「かなり小ぶりなサイズで、これで950円とはちょっと失敗したかな……」とおもった通り、確かに食べ進めて行くとまるで夢のようにあっと言う間に完食してしまったのですが……食べているあいだは、本当に夢を見ているかのような甘美な時間を過ごすことができました。

これを高いと感じるか、安いと感じるかは意見が分かれそうな気がしますが、確かにうまい駅弁であることには間違いありません。

ごちそうさまでした！

【購入月】2012年8月
【価　格】950円
【購入駅】JR小倉駅
【調整元】北九州駅弁当
【リンク】k-ekibento.co.jp
【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです

今はもう廃止になってしまいましたが、熊本〜宮地の間を走る「あそ1962」という観光列車がありました。

レトロな昭和の雰囲気の内装の、落ち着いたかんじの列車でした。

他のJR九州の列車と同様、水戸岡鋭治氏のデザインです。



そしてなんと、この列車専用の駅弁が考案され、車内で売っていました（主には予約が必要でしたが、このときは乗車時に注文しました）。

それが「阿蘇のうなり」です。



「うなり」というのは「宇奈利」と書いて、阿蘇のお祭りで神様に差し出すお膳のことなんだそうです。

掛け紙をはずすと、すのこに巻かれた駅弁が。



おもしろいのが、この駅弁は地元阿蘇の有名店が６軒で集まり、共同でつくっているということです。



「五目炊き込みご飯と煮物」は「お食事処　はなびし」。

「馬スジの煮込みとハンバーグ」は「阿蘇とり宮」。

「豆腐てんぷら」は「木村とうふ店」。

「ハムカツ」は「ひばり工房」。

「しょんしょん（もろみ）」は「やまべ麹屋」。

「季節の甘味」は「後藤万十店」、といった面々です。



どの料理も手が込んでいて、とてもおいしかったです。

もう食べられないのが本当に残念！

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年8月
【価　格】1,200円
【購入所】JR九州 観光列車「あそ1962」車内
【調整元】上記６軒
【推薦度】★★★★★
※価格は購入時のものです

福岡から大阪へのフェリー内で食べようと、博多駅で購入。

パッケージの大きいわりに値段がお手頃で、コストパフォーマンスの良い駅弁がだいすきなぼくは、ついつい釣られて買ってしまいました。



とてもこだわりがあるみたいです。



内容は、ごはんに錦糸玉子と高菜、メインの唐揚げに、玉子焼き、かまぼこ、各種煮物にコロッケ、酢の物、うぐいす豆。



しかし、うーむ、どうしたことだろう。

この唐揚げがまったくおいしくないのです。

もちろん人それぞれ好みがあるとおもうので（あとたまたまこの日は出来が良くなかったとか）、一概には言えませんが、期待して買っただけにショックが大きかった。

つけあわせのコロッケなんかは結構おいしいのに……。

半分くらい食べたところで、どうしてもそれ以上食べることができずに残してしまいました。

ごちそうさまでした……。

【購入月】2012年8月
【価　格】780円
【購入駅】JR博多駅
【調整元】北九州駅弁当
【リンク】k-ekibento.co.jp
【推薦度】★☆☆☆☆
※価格は購入時のものです

この日は、鹿児島中央駅から隼人、吉松を経て、まだ乗ったことのなかった吉都線で都城へ出るという旅程でした。

出発時に「黒豚カツ弁当」を購入。隼人から吉松へ向う風光明媚な肥薩線に乗車中、開封します。

シンプルな掛け紙です。



シンプルで、値段も少し安いけれど、二段のお重になっています。

なんだかちょっと豪華なかんじがしますね。



ごはんに梅干、漬物、おかずの重には黒豚カツ、玉子焼き、煮物、枝豆にプチトマト、キャベツ、という内容。



とんかつソースと辛子が付いているので、お好みでかけて頂きます。

カツの厚みもなかなかのもので、とても充実感のある駅弁でした。

ごちそうさまでした！

【購入月】2010年12月
【価　格】880円
【購入駅】JR九州 鹿児島中央駅
【調整元】ますみつ
【推薦度】★★★☆☆
※価格は購入時のものです