TONAKAIの駅弁だいすき！

金沢から新潟を目指すときに、富山駅で待ち時間ができました。



せっかくなので、以前も紹介した白えび亭に行ってみることにしました。
１階に移転して、リニューアルされてからは初めて訪れます。

軽く昼を食べてしまってからだったので、さすがに天丼は入らないなー、と思案していたら、飲んべえにちょうど良さそうな「きときとセット」というのがあるじゃありませんか。

券売機で食券を買い、店内へ。



白えびの素揚げに、つきだしと生ビールが付いて1,000円です。



天丼やおさしみの白えびも良いですが、素揚げもシンプルでうまいなあ。
さくさくホクホク。つまみに最高。



つきだしは、ホタルイカの沖漬けでした。ラッキー！

ごちそうさまでした！

【リンク】shiroebiya.co.jp


大きな地図で見る

坂町から越後川口まで出て、飯山線に乗り換え。

十日町までやって来ました。



そろそろ胃も疲れてきたころだったのと、このあたりの名物である、ということで、「へぎそば」を食べてみようとおもいました。



駅から歩いて10分もかからない場所に、「越後十日町 小嶋屋」という店がありました。

店頭のメニューを見て悩みましたが……。



へぎそばと天丼のセットを頼んでしまいました（笑）。

あと、冷酒も。八海山。



へぎそばというのは、そば粉に布海苔を練り込んで作った蕎麦のことなんだそうで、食べるのは初めてです。
海藻だけあって（？）ちょっとぬるぬるしています。

とはいえコシはしっかりしていて、喉越しさわやか。
これは結構好きなかんじです。

へぎそばで日本酒、これもステキ。



天丼の方も、普通においしかった。

食後にはそば湯も出してくれますよ。

中途半端な時間帯に寄ったからか、お客は自分ひとりきりだったのですが、店のお姉さんの接客が素晴らしく、心地良い時間を過ごすことが出来ました。

ごちそうさまでした！

そういえば、近くには小嶋屋総本店という店もあるそうですが、そちらは先代が経営する系列で、ここ「越後十日町 小嶋屋」の方は二代目のうちのお一人が経営してらっしゃるそうな。

【リンク】hegisoba.co.jp


大きな地図で見る

福島から奥羽本線各駅停車で米沢駅へ。

前回は逆方向に、しかも新幹線に乗っての旅だったので、各停だとまた違った趣がありました。

昔は赤岩駅から大沢駅まで、４駅連続でスイッチバックだったんだそうです。

あ、そうそう、峠駅で、峠の力餅を売っているところを目撃しましたよ（ぼくは買ってませんが……）。



米沢駅から米坂線へ乗り換えるのですが、待ち時間が結構あったので街歩きへ。



上杉神社まで行ったりなんかしましたが、歩くと結構な距離があります。

レンタサイクルでも借りれば良かったなあ。

 

さて、駅に戻って買い求めたのはこれ、「牛肉どまんなか　しお」。

牛肉の味付けが塩だれになっているもので、以前、「牛肉どまんなか」を食べたときに、これも食べてみたいなあ、と願っていた駅弁です。



蓋をあけるとこんなかんじです。



あにはからんや、コショーが添付されているではありませんか。



ここにお好みでコショーを振りかけて食べるわけですよ。

で、お味の方は……。おお、なんだかコショーでいきなり洋風なかんじ！

だがこの味、嫌いじゃない……いいえ、大好きです！

食べ進めるほどに、元祖牛肉どまんなかとはまた違った、さっぱりしつつもその分牛の旨味が感じられるような、充実した駅弁でありました。

ごちそうさまでした！



米坂線は、田園地帯は田園地帯でのんびりしていて良いのですが、山岳地帯に入ると何度も峠越えをするので、こちらもあにはからんや、エキサイティングな路線でした。

米坂線もオススメです！

【購入月】2013年8月
【価　格】1,100円
【購入駅】JR米沢駅
【調整元】新杵屋
【リンク】shinkineya.com
【推薦度】★★★★★
※価格は購入時のものです

盛岡から東北本線を南下して北上で乗り換え、北上線で新庄駅へ。



天気はあいにくってかんじでしたが、途中には晴れ間も見えたりして、乗り鉄の旅には支障のない範囲でした。

新庄駅では山形新幹線の乗り場も在来線と同じフロア（？）にあって、ちょうどそのあたりで駅弁を販売していました。



同じ山形県である米沢の駅弁も売っていましたが、せっかくなので新庄の駅弁「山形特選　牛めし」を購入してみました。

外箱には方言のコピーなんかもあって、ローカル感がステキです。



開けてみるとこういう具合で、いわゆる牛めし系の見た目です。

牛一辺倒もいいけれど、糸こんにゃくや錦糸玉子、しめじも良い仕事をしてくれます。
すき焼き感！



中でも特徴が現れているのが、付け合せのしそ巻きとさくらんぼです。

さくらんぼは甘くなく、塩漬けにしてあるかんじ。

しそ巻きというのは初めて食べたのですが、食べてみてなんだかよく分からないかんじで、「キャラメルか！？」などとおもってしまいました。

ただし味はどちらかと言うとつまみにもってこい、の系統。

農林水産省選定　郷土料理百選というサイトによれば、

山形県の各家庭では、畑で摘んできた「しその葉」に、 特製の砂糖味噌とクルミやゴマを混ぜたものを巻いて、カラッと揚げて食しています。

とあります。

知らなかったー。
しかし聞いてみるとなるほどキャラメルっぽくなるかんじの製法です。



そんなこんなで、メインの牛めし部分ももちろんおいしいけれど、その他の部分で郷土食を色濃く主張する、良い駅弁なのでした。

ごちそうさまでした！

【購入月】2013年8月
【価　格】980円
【購入駅】JR新庄駅
【調整元】森弁当部
【リンク】ekiben.or.jp
【推薦度】★★★★☆
※価格は購入時のものです

盛岡の地図を見ていて、実に気になるかんじの地形がありました。


大きな地図で見る

それで実際に行ってみると、盛岡公園というのは盛岡城址で、そのお堀に囲まれたようになっている、独特の雰囲気を持つ場所だということがわかりました。



なんともいいかんじです。



そんな中、白乾児（パイカル）というお店を発見。

いい匂いが店外に漂ってきています。

冷麺を食べたあと、ちょっとだけ何か食べたい気分でもあったので、誘われるようにふらふらと中のカウンターへ（カウンターしかありませんが）。

まだそんなに遅い時間でもなかったけれど、お客は自分ひとりだけ。

しかし臆せず、ギョーザとビンビールを注文。



ビールを飲んで待っている間に気になった「チータン」というメニューの文字。

店主に訪ねてみると、たまごスープです、との返事で、それも頼んでみました。



さーて、ビールにはギョーザです。

一口含むと、肉の旨味がじゅわっと出てきます。

なんじゃこりゃー！　肉々しい！

このところ野菜メインな餃子を食べる機会が多かったので、なかなかの衝撃です。

そして美味い！



チータンの方はというと、底のほうに味噌がはいったたまごスープで、混ぜながら食べます。

こちらは見た目そのままのやさしい味。

少々飲み過ぎてしまいましたが、ごちそうさまでした！


その後調べてみたところによると、チータンは「チータンタン」という正式名称で、基本的にはじゃじゃ麺を食べたあとに残ったじゃじゃ麺の味噌をこれに入れて楽しむためのものだったようです。

何も知らずに頼んだので、店主が気を効かせてくれたのか、そういう頼み方があるのかわかりませんが、ちゃんとじゃじゃ麺の味噌を入れてくれていたのが、あとになってとっても嬉しかったのでした。

【リンク】食べログ