翌日は早起きして長岡から小出へ。
小出からいよいよ、今回のハイライトである只見線に乗車します。
小ぢんまりして雰囲気の良い小出の街を出ると、列車はどんどん山深くに分け入って行きます。
速度はごくゆっくりと。
ひと駅ひと駅、噛みしめるように列車は停車し、また進んでいきます。
車窓を堪能しつつ、長〜〜〜いトンネルを抜けたりなどして、只見駅に到着。
ここから先は、2011年の豪雨の影響で未だ不通区間となっています。
会津川口までは代行バスが出ています。
途中、鉄橋がぼろぼろになっていたり、落ちて無くなったままになっている箇所などを通ります。
代行バスからも奥会津の素晴らしい景色を見ることができますが、ぜひとも復旧して欲しいものです。
50分ほどで会津川口駅に到着。
只見線にみんなで手をふろう、という運動をされているようです。
次の列車まで二時間以上あるため、ちょうどひと駅先の会津中川あたりまで散策します。
あー、ここをあとで通るのだなあ、などとおもいつつ、ぶらぶら歩いて30分ほどで目的の「道の駅 奥会津かねやま」に到着しました。
こちらの道の駅にはおみやげ品を売るコーナーや食堂があり、ここで昼食をとることにしました。
注文したのは「アサギ大根高遠そば」です。
「高遠そば」というのは元々長野県高遠町の発祥だそうですが、それが会津地方に伝わり根付いたものなんだそうです。
それを、山葵ではなく、辛味のあるアサギ大根のおろしたものをつゆに入れて食べます。
最初は恐る恐る、ちょっと入れて食べてみましたが、私には全然大丈夫で、結局全量をつゆに入れて食べてしまいました。
ただ辛いだけではなく、独特の風味があって、とても美味しかった。
麺は、腰があって自分好みの蕎麦でした。
そば湯も出てきました。
つゆにそば湯を入れて、アサギ大根が行き渡るようにかき混ぜて飲んでみると、これがまたおもいの外いけました。注ぎ足し注ぎ足し、全量飲みました(笑)。
ごちそうさまでした!
このまま会津中川駅から乗っても良いのですが、せっかくなので完乗をめざすべく、暑い中をまた会津川口駅へと戻りました。
会津若松行きの列車は二両編成。
列車はまた只見川沿いに進んでいきます。
エアコンが効いているのかいないのか良くわからなかったのですが、とにかくトンネルに入ると天然の冷風が窓から入ってくるので、とても気持ち良い乗り心地でした。
一瞬の絶景がいくつも現れては消えていきます。
写真に撮るのはなかなか難しいですが、できるだけ目に焼き付けようと必死に車窓を眺めていました。
【リンク】
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